2021年度第1回東海大学「FD・SD研修会」開催報告

 

テーマ:「私立大学における合理的配慮」

ビーワンオフィスでは、2021年9月15日(水)に、2021年度第1回東海大学FD・SD研修会「私立大学における合理的配慮」をWebビデオ会議システム「Teams」を使って開催し、教職員324名が参加しました。

始めに、白澤麻弓准教授(筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター)が、「私立大学における合理的配慮の取り組み ―障害者差別解消法改正を受けて」と題し、障害者差別解消法改正に伴い私立大学に求められることや、障がい学生に対する配慮について講演しました。

その後、本学の合理的配慮について、内田匡輔教授(体育学部体育学科)からは聴覚障がいのある学生に対する事例を、蔵岡智子講師(スチューデントアチーブメントセンター(九州教養教育センター))からは学生相談室(熊本校舎)における事例を報告しました。

事例紹介後は、パネルディスカッションが行われ、学内の体制の充実等、本学の合理的配慮をめぐる今後の課題について意見が交わされました。

研修会終了後、参加者からは、「合理的配慮は、教員個人としての配慮ではなく、組織として実施するものであるということを再確認することができた。また、事例を提示いただき、合理的配慮のプロセスや内容について、具体的に学ぶことができた。」、「障がい学生への対応が学科まかせになってしまっている現状が指摘されていてその通りだと思った。カレッジ制の導入によって、障がい学生への対応がどうなっていくのか、早急にとりまとめていただきたいと思う。」等、多くの学びがあった旨のコメントが寄せられました。