2011年度第2回教育支援センターFD・SD研修会開催報告

テーマ:「学生相談の現場から」

2012年1月24日に湘南校舎にて「2011年度第2回教育支援センターFD研修会」を開催し、本学健康推進センター湘南健康推進室所属の兼子絵里カウンセラー(臨床心理士)による「学生相談の現場から」と題した講演が行われました。この研修会は、2011年度教育支援センターFD研修会に参加した教職員から、「今後もシリーズ化して、多様化する学生への具体的対応方法について取り上げてほしい」といった声が多く寄せられたため企画したものです。当日はテレビ会議システムで本学の9キャンパスに配信し、167名の教職員が聴講しました。
講演では、昨今の学生の傾向や、実際現場で対応した悩みや障害を抱えた学生への具体的な対応事例などを交えながら、学生支援のヒントにつながるお話をご講演いただきました。
そして、「今の学生は“悩み力”が不足しているが、悩む経験をすることでストレス耐性を育むことができる。解決を急がず、私達は学生の“コーチ”となって、学生を見守ることが大切。」とまとめられました。
質疑応答では「ひきこもり学生への対応方法についてアドバイスがほしい」「保護者とのコンタクトはどうすればよいか」など質問が相次ぎ、講演者との間で活発な意見交換が行われました。また参加者から「学生相談の事例から今後の対応方法が良くわかった」「認知行動療法および発達障害についてもっと知りたい」などといった感想が寄せられ、多様化する学生対応について、教職員の関心の高さがうかがわれました。

写真1枚目:兼子 絵里 カウンセラー