2012年度第2回教育支援センターFD研修会開催報告 掲載

テーマ:「学生参画-FDの次のステップ-」

2012年11月28日(水)に湘南校舎にて「2012年度第2回教育支援センターFD研修会」を開催しました。当日はテレビ会議システムで本学園の10キャンパスに配信し、131名の教職員が聴講しました。今回のFD研修会では、立命館大学教育開発支援センター長 沖裕貴(おき ひろたか)教授より「学生参画-FDの次のステップ-」と題しまして、日本の大学に急速に浸透し始めた「ピア・サポーター」と「学生FDスタッフ」に焦点を当ててご講演をいただきました。
ご講演でははじめに、学生参画やピア・サポート・システムについて解説していただき、立命館大学における「ピア・サポート」「学生FDスタッフ」の取り組み事例について、DVD映像を交えながら、ご紹介いただきました。沖先生は、ご講演において、「ピア・サポーターや学生FDスタッフの課題はいかに学生を信頼し、任せるかである。それには、彼らがサービスを享受するだけのお客さんではなく、大学を創造する『学びのコミュニティ』の一員であることをまず教職員が認識する必要があり、最初は手取足取りであっても、彼らを信じ、任せて、ともに進もうとする態度こそ学生を成長させ、ひいては大学を発展させる。」とまとめられました。講演後は講演者と参加者の間で、「立命館大学内におけるピア・サポートの認知度は?」「ピア・サポーターの選抜方法を教えてほしい」といった質疑応答が活発に行われました。
学生は「学び」の一員であり、彼らと一緒に「学び」をつくりあげなければなりません。本学でも、より多くの学生の成長実感につながるような制度や仕組みをさらに充実させていく所存です。

写真1枚目:沖 裕貴 教授