2019年度「卒業にあたってのアンケート」実施結果

教育支援センターでは、2005年度より「卒業にあたってのアンケート」を実施し、“卒業時の満足度”や、“在学時の活動によって身についた能力(成長実感)”など、学生アンケートを用い調査を行っています。2019年度卒業生の回答者数は、コロナの影響による学位記授与中止等を受け、4,431名(回答率73.5%)の回収率となりました。

在学時の個人の能力向上調査(問1)においては、全学平均において「①知識・理解」「⑥態度・志向性」を除き、東海大学の育成する力(②自ら考える力・③集い力・④挑み力・⑤成し遂げ力)並びに「⑦コミュニケーション能力」は「卒業論文・研究・製作・ゼミ」で身についたと実感していることが分析結果より確認することができました。この結果を受け本学では教育の重要性を再認識し、引き続き意識を引き締めるとともに、更なる学生満足度の向上に努力をしてまいります。

東海大学の入学満足度調査(問3)では、「とても思う」「思う」と答えた学生が73.0%。卒業後の進路満足度調査(問5)では、「とても満足」「満足」と答えた学生が73.1%という結果を得ることができました(以下、満足度高い群という)。

それらの結果を受け、「入学満足度×進路満足度」において、満足度高い群の組み合わせ(入学:とても思う×進路:とても満足+入学:とても思う×進路:満足+入学:思う×進路:とても満足)を分析したところ、入学・進学ともに満足度が高い学生は1,615名(36.4%)という結果でした。この部分に関しては引き続き、入学満足度、進路満足度ともに高められるように取り組む必要性を再認識することができました。

アンケート実施結果は以下のとおりです。
1.入学満足度及び進路満足度調査
1)入学満足度

2)進路(就職・進学など)満足度

3)入学満足度×進路満足度

※組み合わせ(左数値:入学満足度 右数値:進路満足度)
6:とても思う・とても満足 5:思う・満足
2:思わない・不満 1:まったく思わない・とても不満

2.在学時の活動によって身についた能力(成長実感)調査  ※複数回答可
1)専門的な知識・技術や幅広い教養(知識・理解)

2)自らが取り組むべき課題を探求する力(自ら考える力)

3)他の人と協力して作業をする力(集い力)

4)どんなことにも積極的に取り組む姿勢(挑み力)

5)自分で目標を設定して、最後まで成し遂げる姿勢(成し遂げ力)

6)社会の変化に合わせて改善する力(態度・志向性)

7)コミュニケーション能力