2013年度第2回教育支援センターFD研修会開催報告 掲載

テーマ:「パブリックアチーブメント型教育導入に向けて~北米視察報告会~」

教育支援センターでは、2014年1月28日(火)湘南校舎にて「2013年度第2回教育支援センターFD研修会」を開催しました。当日はテレビ会議システムを用いて本学の10キャンパスに配信され、83名の教職員が聴講しました。研修会では、堀本麻由子講師(チャレンジセンター)、大江一平准教授(総合教育センター)より「パブリックアチーブメント型教育導入に向けて~北米視察報告会~」と題し、昨年12月の現地訪問による米国・オーグスバーグ大学およびカナダ・ブリティッシュコロンビア大学で行われているパブリックアチーブメント型教育の視察結果について、写真を交えながらご報告いただきました。報告では、パブリックアチーブメント型教育の考え方や、市民の一員となるべく小学校での教育に、地域や大学生が積極的に関わっていくといった取り組み事例が紹介され、最後に「視察を通し、シチズンシップ教育の重要性を再確認し、東海大学型シチズンシップ教育の構築の必要性を感じた。地域社会において主体的に行動する人材を育成することがシチズンシップ教育のコアなのではないかと考える。」とまとめられました。
研修会終了後、参加者からは「PAに関して初めて聞いた内容だったが、PAの理解は深まった。」「PAを取り入れた教育改革には、コーディネーターも含め、PAに精通した教員を育成する必要性を感じた。」「東海大学の4つの力との関連を指摘してくださり、PAを身近に感じ、取り組む意欲がわいた。」といった感想が寄せられました。
本学では、文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」に採択された取り組み「To-Collaboプログラムによる全国連動型地域連携の提案」の中で、教育改革の目玉として、従来のサービスラーニングやアクティブラーニング型教育の発展型ともいえるパブリックアチーブメント型教育を全校舎、全学部で取り入れることにしております。教育改革を進めていく上で、本研修が、教職員の皆様にとって、パブリックアチーブメント型教育に関する理解をさらに深めるきっかけとなることを願っております。

写真1枚目:大江一平准教授(左)と堀本麻由子講師
写真2枚目:湘南校舎会場の様子