2015年度第3回FD・SD研修会「グローバル推進セミナー」開催報告

テーマ:「中東・アラブ・イスラムの世界 そこが知りたい!」

教育支援センターでは2015年12月22日(火)湘南校舎にて、国際部・国際教育センターとの共催で、2015年度第3回FD・SD研修会「グローバル推進セミナー」を開催しました。当日はテレビ会議システムで本学の7キャンパスおよび福岡短大にも配信し、73名の教職員が参加しました。今回の研修会では、国際教育センターのアブドーラ・アルモーメン准教授に「中東・アラブ・イスラムの世界 そこが知りたい!」と題して、多角的な視点で中東の情勢、イスラム圏の行動様式、ものの考え方等を解説いただきました。
講演では、参加者から意見や質問を募り、アラブ人にとってのエチケットや、イスラム教徒の食事についてなど日頃アラブ人やイスラム教徒の学生達と付き合っている中で、参加者が疑問に思っていることを解説いただきました。アルモーメン先生は「留学生は日本文化を知らない。もっと交流して、日本文化を教えてあげてほしい。」とおっしゃっていました。
また「多文化共生のキャンパスをつくる方法を考える」ワークも行なわれ、アルモーメン先生と参加者の間で意見交換がなされました。
最後にアルモーメン先生は、「彼らが留学する最大の動機は、“日本の人々との交流”です。しかし、実際に日本人に接すると、“態度がそっけない”“型どおりの対応しかしない”というイメージを受けるようです。彼らの視点を少しでも取り入れ、丁寧な対応を心がけてほしい。」とまとめられ、柔軟な留学生対応の必要性を説かれました。

写真1枚目:アブドーラ・アルモーメン准教授